Chromebookに使い勝手の良いデスクトップ版のFirefoxをインストールするには、LinuxのFlatpakでインストールするのが一番簡単である。
ただ、以前のFirefoxの公式ページにあるChromebook/ChromeOSへのFlatpak Firefoxのインストール方法に誤りがあり、インストールしても、ひと手間かけないと、Firefoxの起動ができなかった。その対策の記事を書こう書こうと思っているうちに、現在の公式ページが修正され、正しいインストール方法が記載されるようになってしまった。
悔しいので、私も以下にデスクトップ版のFirfoxインストール方法を示す。
1)[設定]-[デベロッパー]のページの[Linux開発環境]をONにする。(細かい方法はいろんなサイトに書いてあるので割愛。ディスクサイズは自動拡張されるのでデフォルトの10GBで良い。)
2)ブラウザのchromeを立ち上げ[Ctrl + Alt + t]でcroshタブを立ち上げる。
3)chroshタブで以下のコマンドを打つ。
vsh termina lxc config set penguin security.nesting true exit
4)Chromebook / ChromeOSを再起動する。(電源OFFしON)
5)ターミナルを起動する。(検索ランチャーでterminalと打つと出てくる)
6)ターミナルで以下のコマンドを打つ
sudo apt install flatpak flatpak --user remote-add --if-not-exists flathub https://flathub.org/repo/flathub.flatpakrepo flatpak install firefox # この後、どの種類のfirefoxをインストールするか選択肢が出るはず。 # stableという言葉が含まれている行の番号を入力するとOK。
これで検索ランチャーでFirefoxと検索するとFirefoxが出てきて起動できるようになる。
おまけ:Linuxを日本語環境にしてあげれば、Firefoxで日本語も使えるはずである。私は日本語化した後に上記インストールしたので多分としか言えないが、日本語が使えないようであれば、一旦、「flatpak uninstall org.mozilla.firefox」でfirefoxをアンインストールし、Linuxを日本語化した後、再度「flatpak install firefox」をすれば大丈夫だと思う。
ChromebookのLinuxの日本語環境化も探せば色々出てくるかと思うが、ターミナルでだいたい以下の感じのコマンドを打つ。
sudo apt install task-japanese fonts-ipafont locales-all sudo localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8 # ここで再起動 #(ターミナルのアイコンを右クリックで[Linuxをシャットダウン]をクリック、再度ターミナル起動) sudo apt install fcitx-mozc sudo vim /etc/systemd/user/cros-garcon.service.d/cros-garcon-override.conf #--- # 以下を上のファイルの最後に追加 Environment="GTK_IM_MODULE=fcitx" Environment="QT_IM_MODULE=fcitx" Environment="XMODIFIERS=@im=fcitx" Environment="GDK_BACKEND=x11" #--- vim ~/.sommelierrc #--- # 上のファイルに以下1行追加 /usr/bin/fcitx-autostart #--- # 再起動(シェルフのアイコンを右クリックで[Linuxをシャットダウン]、以下略) # fcitxの設定 fcitx-configtool # GUIになるので、以下設定 #1.) [アドオン]タブで [Advanced] チェックボックスをオン #2.) 一覧から [Fctix XIM Frontend] を選択してダイアログを開く #3.) 「XIM で On The Spot スタイルを使う(起動中は変更できません)」チェックボックスをオン