弱視治療の経過記録

息子の弱視治療の経過記録を記す。(診察の都度、更新予定。)

2022年10月28日 I病院 初診 (3歳1か月)

測定裸眼視力:右0.7 左0.3
診察結果:不同視弱視 強い乱視による左目の弱視(Cyl -3.00D Axis 90度)

【診察時に言われたこと】

  • 強い乱視なので、一生眼鏡は確定で弱視も治らない可能性があること
  • 治療のため、すぐに眼鏡を処方しかけること
  • 眼鏡は風呂に入るとき、プールに入るとき、寝るとき以外つけること
  • 眼鏡をしたら1か月後にまた来ること。その次の検査は1年後になること

【所感/そのほか】

医師から1か月後に来いと言われているのにも関わらず、2か月後しか予約が取れず、2ヶ月後の予約になる。いろいろ不信になり、セカンドオピニオンを求め別の病院を予約したが、運悪く家族全員コロナになり行けず。コロナで職場を休みすぎたため、平日しか予約が取れないセカンドオピニオンは一旦断念。

2022年12月24日 I病院 (3歳3ヵ月)

測定裸眼視力:測定無し
測定眼鏡視力:右0.6 左0.7 (両目 0.8)

【診察時に言われたこと】

  • 視力も出てきており、問題はない。
  • 裸眼視力は子供の調子が良ければ測るが、今回は難しかった。(裸眼視力は測らないのかとこちらが尋ねたときの回答)
  • 右の視力が下がっているが、問題ない。この程度のブレはあるもの。

【所感/そのほか】

今回は「C」のマークのランドルト環の大きなものを手にもって、「あれに合わせてみて」という形での視力検査となった。
始めは大きく表示された「C」の方向を普通に答えられていたが、少し小さくなってくると曖昧に「C」の方向を合わせることが多く、親としては「ほとんど見えていない、、」と心配になったが、検査してくれた人や医師に言わせると、3歳児は集中力がないため、こんな感じになることが多いとのことで、若干安心した。

前回の初診は点眼薬をしたため、3時間以上かかったが、今回は1時間程度で終わった。

次の検査は2ヶ月後とのことだったが、初診と同じでやはり予約が取れず、3月の検査となった。次回の検査も、妻が「次の検査はいつですか。1か月後ですか。」と聞いた後での回答で、聞かなければどうなっていたのか、という感じがしないでもない。

2023年1月19日 日本橋H眼科

測定裸眼視力:右0.5 左 0.1
測定眼鏡視力:右0.5 左 0.3

セカンドオピニオンを求め、HPで小児眼科を謳っている自宅から遠いH眼科へ行き、診察を受けてきた。

【診察時に言われたこと】

  • I眼科と診断結果、方針も同じ。定期検診は2ヶ月に1度くらいが適正と思うとのこと。
  • 左目は強い乱視のため、たとえ回復したとしても0.4か0.5ぐらいがMAX。
  • まずは眼鏡をかけた矯正視力が回復し、その後、裸眼視力が上がる。(裸眼視力が先に上ることはない。)なので眼鏡をしっかりかけることが重要。
  • コンタクトの度数がないくらい強い乱視だが、息子が成長するくらいにはコンタクトレンズメーカーが開発しているであろう。
  • 測定結果が悪かったが、子供の集中力が続かないため、3歳ぐらいの検査ではブレが多いので問題ない。(1年ぐらいの)長期でみて、矯正視力が向上していれば問題ない。(長期で見て、左右の視力差が大きくなるようであれば問題。)

【所感/そのほか】

ホームページで大体的に小児眼科を謳っていたのでこの病院に決めたが、設備やスタッフは近所の眼科のほうがだいぶ良く、セカンドオピニオンとして適切であったか疑問が残った。検査もサイプレジン点眼をするようなことを予約時は言っていたが、結局やらず、通常の検査であった。一方的に話すタイプの女医さんで、妻は共感できないとのことだったが、診察結果はI病院と同じであり、とりあえずセカンドオピニオンは得られて良かったと思う。

ちなみに自治体補助で診察は無料だったが、手違いなのか診療明細が渡されなかった。面倒なのでそのまま帰ったが、なんとなく、最後まで誇大広告詐欺のようなモヤモヤした感じが続いた。

2023年3月4日 I病院 (3歳6ヵ月)

測定眼鏡視力:右0.8 左0.6

仕事の都合で眼科に同行できなかったため、妻より口伝。
右目の度なしレンズに傷ができたため、眼鏡屋の無料保証(診断書あり、度数変更の場合無料レンズ交換)が使えないかと眼鏡処方箋を出してもらう。眼鏡屋に相談するもNGとのこと。ただ、3000円で交換してくれるとのことなので、依頼。

【所感/そのほか】

前回のH病院の診断より大分よく安心した。比較的集中して検査を受けていたとのこと。動向して様子を見たかった。
最近、子供が弱視の左目をこすることが多くなったし、寝起きなど左目だけ閉じているのもよくみかける。左目が「見えていない」ということがわかってきたのかもしれない。

2023年5月6日 I病院 (3歳8ヵ月)

測定裸眼視力:右1.0 左0.3(合っているか不明)
測定眼鏡視力:右1.0 左0.6

妻とともに病院へ付き添いで行ったが、視力測定は混雑を避けるため、一人のみ同行とのことで妻が同行。視能訓練士の方に左目は(眼鏡で)0.3しか見えていないと言われたとのこと。ただ、医師からは矯正視力が左目0.6と告げられた。右目は順調で通常の成長とのこと。

【所感/そのほか】

病院に行く1週間ほど前から、眼鏡をすると「見えにくい」とのことで外してしまうことが何度かあり、左目の眼鏡の度が合わなくなってきているのでは、と思ったが、結局わからずじまいだった。私が測定に同行できればいろいろ聞けたような気もするが、なかなか子供の集中力が続かず、視力測定自体が難しいようだ。(眼鏡のつるがきつそうなため、診察当日に少し伸ばした。「見えにくい」のが本当に「見えにくい」のかそれとも「きつい」のをそう表現しているのか、子供の表現力の限界もあり、なかなか判別つかず。視能訓練士の方は、眼鏡の大きさなどは大丈夫そうだが、眼鏡のフィッティングについては眼鏡屋に聞いてほしいとのことだった。)

2023年7月4日 I病院 (3歳10ヵ月)

記録をつけ忘れたため、今回測定の視力の記載できず。確か眼鏡視力で右0.7 左0.3だったと思う。

左目視力の向上が見られないとのことで、今回より遮蔽訓練(アイパッチ)をすることになった。

  • 1日2時間、最低でも1日1回30分は継続
  • ご飯の最中は遠近感がなくなるのでお勧めしない。
  • 遮蔽訓練の最中に手指を動かすと効果が高い。
  • テレビゲームも訓練に良い。

Firehdのタブレットのキッズタイプを購入し、「タブレットをやるときはアイパッチ」とルールを決めた。1ヶ月ほどたったが比較的ルールは守っている。他にも「テレビを見るときはアイパッチ」のルールも決めたが、今まではアイパッチなしでテレビを見ていたためか、途中で外してしまったり、アイパッチなしで見せてしまったりすることが多い。

共働きで保育園に8時半から18時過ぎまで預けている都合上、平日1日2時間はほとんどできていない。せいぜい30分から1時間程度である。ご飯を挟むとアイパッチを外してしまうので、ご飯中でもアイパッチをしてて良いか次回確認する予定。

2023年9月7日 I病院

裸眼視力:測定せず
矯正視力:右 0.8 左 0.8

子供の視力測定の付き添いは一人のみのため、妻が同行。いつもはむずがる左目の検査が順調に行えたとのこと。アイパッチの効果が如実に出る。

医師からは、結果が出ているのでとりあえず現状のまま30分から1時間ぐらいアイパッチを続けるように言われる。前回は訓練士から「ご飯中のアイパッチはお勧めしない」と言われたが、今回、ご飯で中断されるためあまり長くアイパッチできない旨相談したところ、医師から「ご飯中もつけてて良い」とのことであった。

とりあえず一安心。弱視ではない右目が1.0=>0.8に落ち込んでいるが、誤差の範囲ではっきりとはわからないとのこと。「裸眼にすれば、裸眼視力も上がるのでは・・」と思ったが相談できず。

2023年11月2日 I病院

裸眼視力:測定せず
矯正視力:右 1.0 左 0.8

休みを取っていたものの風邪でついていけず、妻のみ病院に同行。引っ越しのためI病院に通うのは今回が最後となる。次の眼科を決めていないため、決めたら紹介状を送ってもらうことにした。眼鏡をして1年になるので、作り直しの時期だが、病院や眼鏡屋が変わることもあり眼鏡の検査は行わなかった。

医師からは左目もだいぶ見えるようになってきているので順調、このままアイパッチを継続するようにとの説明だったそうだ。

2024年1月9日 KK眼科クリニック

裸眼視力:右 1.2 左 0.4
矯正視力:右 1.2 左 0.8

引っ越しのため病院を変更する。大きい眼科病院を探したが見つからず、妻が検索して見つけた比較的近所の良さそうな眼科に行くことにした。検査の方も医師も印象が良かったので継続して通うことにする。眼鏡の作り直しの時期なので、1ヶ月後にサイブレジン検査をして正確な視力を測定することになった。眼鏡をどこで作るかは未定。妻は病院が紹介してくれる眼鏡屋で作るというが、自分で近所の眼鏡屋を調べたかったため、賛同できず。

妻が左目の矯正視力が上がっていないとかなり心配している。私は1年前に比べると充分上がってきているのであまり心配せず。右目1.2はとても良いと思う。

2024年2月6日 KK眼科クリニック

裸眼視力:右 1.0 左 0.4
矯正視力:右 1.0 左 0.7

検査の1週間前に転び、こめかみから右目にかけて青あざができている状態でのサイブレジンを使った視力検査となった。子供は2回の点眼は我慢したが、3回目の点眼で我慢できず泣き叫び、なかなかうまくいかず、結局4回点眼、視力検査が終わるまで3時間程度かかった。

検査の結果、右目が遠視だということで右目も度を入れることになった。処方箋を見ると以下で左目も遠視が入っていた。

S値(sphere) C値(cylinder) AX(axis)
右目 +0.50 -0.25 180
左目 +1.50 -3.00 60
2024年 眼鏡度数 PDは両目とも50.0

左右とも遠視+乱視である。右目については1.2出ていたこともあるので、本当に必要なのかと疑問に思ったが、子供の点眼や検査の嫌がりようを見ると再検査はせず、処方される眼鏡を作ることになった。

弱視について調べたこと