Dartでは基本の型として10の変数型とNullが定義されています。
全ての型はオブジェクトです。int型であってもC/C++のように値としてメモリに展開されるのではなく、機能郡とともにメモリ上に展開されます。
型名 | 宣言名 | 説明 |
---|---|---|
数値型 | int double num |
数値を扱う型です。 num型はint型、double型の基底クラスです。 num型はdouble型とほぼ同じため、本稿では扱いません。 |
文字列型 | String | 文字列を扱う型です。 |
ブール型 | bool | bool値を扱う型です。 |
配列型 | List | 配列を扱う型です。C系言語の配列と同じイメージです。 |
Set型 | Set | 配列を扱う型です。 Listと違い、同じ値を配列の中に含められません。 |
Map型 | Map | key-value型の連想配列を扱う型です。Jsonを扱える型です。 |
Runes型 | Runes | Unicodeを表現するための型です。 UTF-16ではなくUnicodeで表現されます。 |
シンボル型 | Symbol | 算子や宣言などを変数として扱うための型です。 通常使いません。本稿でも説明は割愛します。 |
Null以外の変数型はObjectというクラスから派生したオブジェクトです。
NullはNullという値ですが、現在、使用は推奨されていません。
(Nullを許容するとNullかどうかのチェックを常に行わなければならないため、コーディングも手間がかかる上、プログラムの動作も遅くなります。)
次のページ