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NextCloudに外部からファイルをアップし内部リンクを取得する方法

別システムからバッチなどでファイルを作成、そのファイルをNextCloudにアップし、NextCloudの内部リンクを取得したいケースがあった。参考までに方法を示す。

CURLでNextCloudのAPIコマンドをたたき、アップしてFileIDを取得する。

PHPのプログラムで書くと以下の感じとなる。

PHP

使用する感じは以下。

PHP
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NextCloudで日本語(Shift-JIS)のテキストファイルを開く(簡単 1ファイル修正)

NextCloudをそのまま使うと日本語ファイルが文字化けすることがある。Windowsで昔作ったテキストファイルの文字コードがSJISになっているためである。

ググるとTEXTアプリのソースを2箇所修正する方法が出てくるのだが、最近のNextCloudのTEXTアプリは自前でエンコード変換するプログラムがあり、それを修正するほうが簡単で本筋である。(エンコード変換のプログラムで日本語の優先順が低いため、SJISのファイルがうまく変換されていないのである。)

修正ファイルは以下のファイルとなる。

(NextCloudインストールフォルダ)/apps/text/lib/Service/EncodingService.php

このファイルの上部のエンコード一覧(変数名:COMMON_ENCODINGS)の配列の先頭にSJISを加える。(NextCloud 24.0.5では29行目)

PHP

これでSJISのファイルが文字化けせずに表示されるようになる。(中国語のGB2312テキストファイルが今度は文字化けするかもしれないが、そこは考えない。考えるならブラウザの表示言語でエンコードの優先度を変更するなどで実用上は賄えそう。)

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Outlookのフォルダ構成ごとメールを取り出す方法

Outlookのメールだけならドラッグ&ドロップすれば、Windowsのフォルダへコピー可能だが、フォルダ毎ドラッグしてもWindowsのファイルシステムへコピーすることはできない。

これを実現するにはマクロでコピーするしかない。こんなこと通常やる必要は全くないのだが、ボケた上役の命令でやる機会があったので一応記録を残しておく。

Outlookでマクロを有効にための事前準備は以下。

  • [ファイル]-[オプション]-[トラストセンター]で[トラストセンターの設定]を開く
  • [マクロの設定]で[全てのマクロに対して警告を表示する]以下を選択する。
  • Outlookを再起動する。
  • [Alt]+[F11]でVBAの画面を開く
  • VBA画面で[ツール]-[参照設定]で開く画面から[Microsoft Scripting Runtime]を探し、チェックし[OK]をクリックする。
  • VBA画面で[挿入]-[標準モジュール]をクリックする。

ここまでで、左側のパネルでModule1という箇所が選択され、右側のパネルにVBAのプログラムが書けるようになるので、以下のプログラムをコピペする。

VBScript

ここまでが終わったら、

  • Outlookの画面に戻り、コピーしたいフォルダを選択する
  • VBAの画面に戻り、一番上の「ExportOutlookFolders」という関数にカーソルを合わせる。(下図のように上部に[General]と[ExportOutlookFolders]が選択されたらOK。)
  • その後、下図の左上、赤丸内の緑の再生ボタンをクリックすると、Windows側の出力先のフォルダ選択画面が表示されるので、選択するとフォルダ構成毎、Windows側にコピーされる。
マクロ実行方法

プログラムとしては、「今Outlookで選択されているフォルダを、指定のフォルダに出力する」という処理を行っている。出力されるファイル名は「メールの受け取り時刻+件名」になる。

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WordPress twenty- twentyのテーブル変更

WordPress twenty-twentyでこのブログを書いているのだが、付属のテーブルを少しだけおしゃれに外枠をなしにすることにした。

テーブルをブロックで作成した際に、[追加CSSクラス]に[is-style-regular my-style-stripes]とすると以下のような外枠なしの表ができる。

人生項目 内容
プログラム 仕事のために仕方なくやっている
家事 家族のために仕方なくやっている
DIY 家族のために仕方なくやっている
囲碁 ここ数年打っていない。打つ相手もいない。。。
サンプル

やり方は[外観]-[テーマエディター]でstyle.cssを選択し以下のCSSを最後に追加する。(もしくは、[外観]-[カスタマイズ]で左側ペインの[追加CSS]に追加。)

CSS
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Roundcubeに任意のユーザ名とパスワードでログインするプラグイン

レガシーな意見を振り切れず、わずか20人の小売りの会社にメールサーバを一から構築した。その際、メールの自動フォルダ振り分けができるようdovecotにsieveを追加し、その操作のため、初めてRoundcube環境も構築したのだが、これがどうして、通常のメーラーとしてもなかなか良い。

ただ、Roundcubeのログインがメールアドレスとパスワードでしかできないのが自分の環境的に使いにくい。出来れば、自分で設定したユーザ名とパスワードでログインしたいため、ファイルに設定したユーザ名とパスワードでログインできるようなプラグインを作成してみた。また、20人分の設定も面倒なので、CSVにした一覧から設定ファイルを生成するツールも作成した。

インストール方法

  1. RoundcubeのPluginsフォルダーにGithubからソースをダウンロードする
  2. Roundcubeのconfigにvirtuserpassを設定

Linuxなら以下のような感じです。

Shell

設定

“(Roundcubeをインストールしたフォルダ)/plugins/virtuserpass/config”の下に”config.inc.php”を作成し、以下のような設定をします。

PHP

上の設定では、”taro”、”ziro”、”saburo”が設定してあり、”taro”さんはアカウント”taro”とパスワード”967Joe123″でログインできます。(対応するメールアドレスとパスワードは’taro@biggy.co.jp’と’emailPass1234’。)

$config[‘virtuserpass’]

ログインするアカウントの設定をします。ログインするユーザ名とパスワード、内部で変換されるメールアドレスとパスワードを設定します。

PHP

$config[‘virtuserpass_scramble’]

trueを設定するとconfigファイルのユーザのパスワードがMD5でハッシュされているものとして扱います。パスワードが外部に漏れない用のセキュリティ考慮です。後から説明するツール”makeConfigFileFromCSV.php”で設定できます。

$config[‘virtuserpass_email_scramble’]

trueを設定するとconfigファイルのメールパスワードが暗号化されているものとして扱います。ないよりましでしょの気休めセキュリティです。後から説明するツール”makeConfigFileFromCSV.php”で設定します。

$config[‘virtuserpass_allow_email_login’]

falseを設定するとメールアドレスを使ったログインが出来なくなります。

ツール

CSVファイルから一括でユーザをconifgに設定できるようにツールも作っています。

使い方

Shell

引数 1 :CSVファイルのパス
引数 2 : 1を設定するとログイン時のパスワードがハッシュされて設定されます。
引数 3 : 1を設定するとメールアドレスのパスワードが暗号化されて設定されます。
引数 4 : 0を設定するとメールアドレスでのログインが出来なくなります。

Configファイル生成の仕方

  1. CSVファイルを作成します。CSVファイルは以下の4列で作成してください。ログインユーザ名,ログインパスワード, メールアドレス, メールアドレスのパスワード。このプラグインのconfigフォルダーの下にsample.csvファイルがありますので参考ください。
  2. 下のような感じでこのツールを実行します。このプラグイン用のconfigファイルが作成されます。
Shell

3. 作成したCSVファイルは念のため削除するか、公開されていないフォルダに移動します。

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sshのconfigのhostをリスト表示し、そのままssh

sshコマンドを打つときに.configに設定したホスト名を忘れて躓く方のための補助用のスクリプトです。
Windows Powershell版Linux bash版それぞれあります。

使い方

コマンド:sshfc [ホスト名の一部]

sshfcとだけ打つとconfigファイルに設定した全ホスト名が表示されます。
sshfc sysのように第一引数をつけて打つとホスト名にsysを含むSSH先が表示されます。続けて番号選択でそのままSSH接続です。
コマンド名は”ssh from config” の頭をとってsshfcとしています。以下使用例になります。

Linux Bash版 インストール方法

以下の要領で、githubからスクリプトをダウンロードしてPATHが通っているフォルダに置いてください

Shell

Windows Powershell版 インストール

以下の要領で、”ユーザフォルダ\bin”をPATHに追加して、githubからファイルをダウンロードします。

Shell

スクリプト自体が実行できない場合は以下コマンドを実行してみてください。スクリプトの実行制限を緩めます。

上記は確実ですが、上記をやらなくても、githubからダウンロードしたファイルを、空行を入れるなど意味のない編集をメモ帳などでして、BOM付UTF-8で保存すると実行できるようになるはずです。(普通のUTF-8はNGです。メモ帳の[名前を付けて保存]で UTF-8 BOM付きを選択。)

雑記

最近、WindowsのsshクライアントをMicrosoft謹製の「Windows terminal」に変更しました。 「Windows terminal」 自体は秀逸なのですが、以前使用していたsshクライアントと比べ若干使いずらいのが、SSHの接続先の選択方法。なのでツールを作ってカバーした感じです。

作ったツールが思いのほか便利だったので、bash版も作成しサーバに入った後のSSHも同様にできるようにしました。「.configに設定したホスト名なんだっけ?」と考えることが無くなりました。

Powershell のスクリプトを書くのは初めて。こういった作業効率化のちょっとしたコードを書く分には構文に慣れている分、過去のvbscriptで良いかなあという印象です。bashのスクリプトも簡単な数行ものを除けば、めったに書かないのでいつも構文忘れます。

Powershell版は日英つけていますがps1ファイルは配布が難しいので意味ないです。Bash版は面倒なので英語だけです。

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Pear Mailで送信したメールを 送信済みフォルダに設置する。

PHPのPear::Mailでシステムからメールを送信し、送信したメールを送信済みフォルダに入れたい事案があった。
解決方法がググっても出てこなかったので、自己解決。

基本的には送信したデータをIMAP関数で送信済みのフォルダに設置するだけ。

以下ソース。

PHP

以上